釣具

ライフジャケット・フローティングベストの選び方

この記事では、

  • 釣りにライフジャケットって必要なの?
  • ライフジャケットはどう選べばいいの?
  • ライフジャケットとフローティングベスト(ゲームベスト)どっちを選べばいいの?

といった疑問について解説します!

ぎょえもん

ライフジャケット、またはフローティングベストは釣りに必須の道具です。

極論、ロッドやリールを揃える前にライフジャケットをまず用意すべきと個人的に思います。

楽しい釣りが最後まで楽しくあるように、自分や大事な人の命を守るライフジャケットについて一緒に学んでいきましょう!

ライフジャケットの概要

ライフジャケットとは

ライフジャケットとは、海に落水した際に空気の力で体を浮かせることで命を守るための道具です。

「そんなの知ってるよ」

と、皆さんお思いでしょう。

しかし、いざ堤防に釣りに行ってみると、

ライフジャケットを身に着けている釣り人が半数以下である現実があるのです!

ライフジャケットなんて着るの面倒くさいよ
海になんて落ちないし、落ちても泳ぐから大丈夫だよ
周りが皆着ていないから、なんか恥ずかしくて着れないんだよね……

これらの理由は、友人や現地で仲良くなった釣り人が語ってくれたものです。

正直わかります

ぎょえもん

ライフジャケットやフローティングベストは着るのわずらわしいし、周りが着てなくて着ずらいというのは、正直私も思ったことがあります

ライフジャケットの効果

そんな軽視されがちなライフジャケットですが、着用した場合としない場合でどれくらい生存率が違うかご存知でしょうか?

答えは2倍です。

海上保安庁で「ライフジャケット着用/非着用で比較した生存率のデータ」が公開されており、ライフジャケットを着用した場合、海に落下しても9割の確率で助かることがわかっています!

ライフジャケットの種類

釣りで使用するものに限定しても、ライフジャケットにはいろいろ種類があります。
各釣り場に適したものもそれぞれ異なるので、どんなものがあるのか見ていきましょう。

膨張式ライフジャケット

港や船での釣りでは、膨張式のライフジャケットが主流です。

ライフジャケット

私が持っているものは上の画像の通り「首かけ式」で、これは以下動画のように水に入ると自動的に膨らむ優れものです!

ぎょえもん

こちらの動画、ライフジャケットが実際にどう膨らむかだけでなく、落水時の対処方法なども紹介されているので是非全編視聴してみてください!
(ぎょえもんのチャンネルではないです!)

膨張式のライフジャケットのメリットとしては、肩かけ式・腰巻き式共に、

  • 締め付けられる感覚がなく不快感がない
  • 動きを制限されない

があります。

上の動画でも紹介されている通り、安全という意味では固定式のライフジャケットの方が確実に作用する・浮くので1番なのですが、いかんせん

動きにくい

というデメリットがあるので、安全と動きやすさのバランスがちょうどよい膨張式のライフジャケットが港、船での釣りでは主流になっています。

  1. 膨張式が主流と紹介しましたが、着用者が子供の場合は固定式のライフジャケット(救命胴衣)の着用をおすすめします。

    子供の場合は特に落水時にパニックを起こす可能性が高いため、膨張式で膨らみが遅かったりずれて思うように浮かなかった場合非常に危険なためです。
  2. 船釣り用にライフジャケットを購入する場合は、安全基準に適合した製品であることを示す桜マークがあるものを選びましょう

    Amazonなどのネットショップでも、桜マークがあるライフジャケットはその旨商品説明に記載があるので、商品を選ぶ際の判断材料にしてください!

固定式フローティングベスト

砂浜(サーフ)・磯での釣りでは、固定式のライフジャケットの中でも、いわゆる「フローティングベスト(ゲームベスト)」と呼ばれるタイプが主流です。
(救命胴衣のようなものではなく、↓のようなタイプ)

フローティングベスト

膨張式のライフジャケットではなく、このようなフローティングベストが主流になっている理由は以下の通りです。

  • 砂浜(サーフ)や磯だとランガンでの釣り(移動しながら釣り場を頻繁に変える釣り)が主になるため各道具や飲み物を手の届く範囲におきたい(ベストに入れておきたい)
  • 砂浜(サーフ)だとウェーディングしての釣り(海にある程度入ってする釣り)をする場合がある
  • 磯だと岩に触れて裂ける危険があるため膨張式のライフジャケットは使用できない
ぎょえもん

フローティングベストは収納が多くとても便利ですが、
あまり多く物をいれすぎるといざというとき重くて浮かない、なんてケースもあり得るので、収納するものは厳選するようにしましょう……!

ライフジャケットのメンテナンス

ライフジャケットもフローティングベストも釣具の1つであり、ロッドやリールと同様当然メンテナンスも必要になります。

「いざという時に機能しなかった」

そんなことに絶対にならないよう、メンテナンス方法を一緒に見ていきましょう。

膨張式ライフジャケットのメンテナンス

基本的に、購入したメーカーの説明書、サポートページなどを確認してメンテナンスをする必要があります。

メーカーによらない共通のメンテナンスとしては、塩気などをとるための拭き掃除とボンベの交換がありますね。

ボンベの交換は基本3年ごとが推奨されているので、購入から3年たったらボンベを交換するか、ライフジャケットの買い替えを行いましょう。
(以下動画のメンテナンス説明部分も参考になります)

固定式フローティングベストのメンテナンス

膨張式ライフジャケットと同様、基本的には購入したメーカーの説明書を確認してメンテナンスをしましょう。

ぎょえもん愛用のフローティングベストの取り扱い説明書に書かれている内容や、一般的に言われているメンテナンス方法は以下の通りです。

フローティングベストのメンテナンス方法
  • 釣行後はよく乾かして表面の塩気をふき取っておく
  • 曲げたり丸めたりせずに保管する
  • 2~3年を目処に買い換える
    (使用による劣化と経年劣化により浮力が弱くなってしまうため)

最後に

悲しいことですが、落水などの事故で毎年亡くなってしまう釣り人がいるのは、皆さんも承知の通りです。

楽しいはずの釣りで命を落とすという悲しい未来を回避するためにも、
この記事を読んだあなたは絶対にライフジャケット・フローティングベストを着用するようお願いします!

ただ、ライフジャケットを身に着ければ100%安全!というわけではないので、この記事を読んだ後は海上保安庁の「ウォーターセーフティーガイド」も是非読んでみてください!

ぎょえもん

一緒に楽しい釣りライフをおくりましょう!

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