北海道の釣り

【初心者向け】北海道の投げ釣り入門

この記事では、

  • 北海道の投げ釣りってどうやるの?
  • 何が釣れるの?
  • 必要な道具は?

などの疑問に答えながら、北海道の投げ釣りの魅力について紹介します。

ぎょえもん

北海道の投げ釣りは間口が広く、奥も深くて個人的におすすめの釣りです。

ゆったりと釣りをしたい人にぴったりなので、この記事をきっかけに投げ釣りに挑戦してもらえたら嬉しいです!

北海道の投げ釣り概要

そもそも投げ釣りとは?

北海道における投げ釣りとは、ざっくり以下のようなスタイルの釣りのことです。

  • 3~4m前後の長竿と大きめの専用リールを使用する
  • 砂浜・磯・港で、エサをつけた仕掛けを投げる
  • 仕掛けを投げた後は、竿を置いて魚がかかるのを待つ

本州で盛んなシロギス釣りの場合は、仕掛けを投げた後、竿を置かずにそのまま竿を持って釣る「引き釣り」スタイルが主流ですが、北海道では竿を置く置竿スタイルが主流です。

ぎょえもん

投げ釣りの1種で『チョイ投げ釣り』というのもありますが、
こちらは長さ2m前後のルアーロッド等を使用して、港でハゼやカレイを狙う釣りスタイルです。

その名の通り遠投しないため、気軽に楽しめる釣りになります。

北海道の投げ釣りで釣れる魚

小さいものはハゼから、大きいものはまで大小様々な魚を釣ることができます!
狙える魚を季節別にまとめると以下のようになります。

北海道の投げ釣りで釣れる魚(季節別)

【春】
 カレイ
 ソイ
 アイナメ(アブラコ)
 カジカ
 ホッケ

【夏】
 カレイ
 ソイ
 コマイ
 ハモ(アナゴ)
 ハゼ

【秋】
 カレイ
 ソイ
 アイナメ
 カジカ
 コマイ
 ハモ
 サケ

【冬】
 カレイ
 アイナメ
 カジカ
 コマイ
 ホッケ

北海道の投げ釣りの魅力

北海道の投げ釣りの1番の魅力は、なんといっても釣れる魚種の豊富さです!

上で挙げた通り、ざっと9種類もの魚を狙うことができます!
(カレイ、ソイなどを細かく分類するとさらに増えます)

北海道の投げ釣りの魅力
  1. 釣れる魚種が豊富
  2. 釣り場が多い(北海道沿岸ぐるっとどこでも釣り可能)
  3. 竿を置いてゆったり釣りを楽しめる

北海道の投げ釣りに必要な道具

北海道の投げ釣りに必要な道具は以下の通りです。

  • 投げ竿(ロッド)
  • リール
  • 糸(ライン)
  • 仕掛け
  • オモリ
  • エサ
  • 三脚・竿立て
  • その他(各釣り共通で必要となる道具)

それでは各道具の詳細を見ていきましょう!

投げ竿(ロッド)

投げ釣りでは3~4m前後の長めの竿を使用します。

竿は長いほど遠投性能が増し、遠くにいる魚を釣ることができます。
、反面投げやすさや取り回しの難易度は上がるため、長ければ良いという単純な話でもないのが難しいところです

ぎょえもん

竹竿などをイメージしてもらえるとわかりやすいと思います。
竿が短いと、軽くてイメージ通りの軌道で振り回すことができますが、
4mレベルだと重く、思うように取り回すことができません。

さらに、竿は「硬さ(オモリ負荷)」という観点でもバリエーションがあり、初心者の方はどの長さ・硬さの竿を選んで良いのか、釣具店のロッドコーナーで途方に暮れると思います。

そこで、個人的におすすめの長さ・硬さの竿を、タイプ別に分けて紹介します!

投げ竿のおすすめ長さ・硬さ

405cm・27号

  • 投げ釣りを本格的に始めたい人
  • 遠投をしたい人
  • 最初から上手く投げられなくてもめげない人
  • 体格・パワーに自信のある人

365cm・23号

  • 投げ釣りをライトに楽しみたい人
  • 遠投をそこまで求めない人
  • 投げ釣り専用の大型リールを使いたくない人
  • 女性や子供、体格に自信のない人

お財布に余裕があれば竿は2本用意しましょう。

ルアーフィッシングなどと異なり、置き竿スタイルの投げ釣りは仕掛けを頻繁に動かさないため、魚がどこにいるか広範囲をサーチすることができません。

なので投げ釣りでは竿を2~3本用意して、遠距離・近距離と仕掛けを投げる位置を変えることで、どこに魚がいるか探るのが主流の釣り方になっています。

リール

投げ釣りにおいてもリールはロッドに合わせて選ぶ必要があります。

基本的に、上でおすすめした「①405cm・27号」のロッドを使うのであれば、投げ釣り専用リールを使うのがおすすめです。

投げ釣り専用リールとはなにか?については以下記事に詳細を書いたので、初心者の方は以下記事を見てからこの記事の続きを見てください。

投げ釣り用リール
【北海道】投げ釣り用リールの選び方【シマノ編】 この記事では、 投げ釣り用リールってなに? 北海道ではドラグありなしどちらのリールがいいの? 北海道でおすすめの投...

「②365cm・23号」のロッドを使うのであれば、投げ釣り専用リールか、もしくは汎用リールのC5000XGを使うのがおすすめです。
(汎用リールについて詳しく知りたい方は以下リンクをクリック!)

シマノの汎用スピニングリールのナスキーC3000HG(2021年モデル)
【海釣り】汎用リールの選び方【シマノ編】 この記事では、 岸からの海釣りではどんなリールを選べばいいの? おすすめのリールってある? という疑問について、...

糸(ライン)

糸(ライン)は、50cmを超える大物狙いでない場合、道糸をPE1号、ちから糸(ショックリーダー)をテーパータイプのPE1-5or6号にするラインシステムがおすすめです。

道糸というのは、ラインシステムの本体になる糸のことで、仕掛けを遠くに飛ばすために軽く細いものが有効になります。

一方ちから糸(ショックリーダー)は、重い仕掛けと結ぶ糸のことで、仕掛けの重さや魚がかかった時の衝撃に耐えられるよう道糸よりかなり太さが必要になります。

投げ釣りでは道糸とちから糸を結び、お互いの良いところを組み合わせたラインシステムを使用します。

なお、道糸とちから糸の結び方は、VARIVASさんの以下動画がとても参考になります。

仕掛け

「仕掛け」とは、針や糸、金具で構成される道具のことです。

この仕掛けを道糸と結んで遠投して魚を釣ります。
魚に最も近い道具であり、ベテランは自作の仕掛けを作るほど大事な道具になります。

ただ、初心者のうちは、基本的に市販の完成品を使用しましょう。

自作するのはハードルが高いですし、仕掛けが絡まったり、海底の岩や海藻に仕掛けが引っかかってなくなっても(いわゆる根がかり)、市販品を複数持っていればすぐに釣りを再開できるからです。

また、サビキ釣りなどと同じく、各メーカーさんや釣具屋さんは、ターゲットの魚に合わせた仕掛け(カレイ用、ホッケ用など)をそれぞれ販売しているので、狙いの魚がいる場合はその魚に合わせた仕掛けを購入していきましょう

投げ釣りの仕掛け

オモリ

仕掛けを遠投する、仕掛けを海底に落とす。
この2つの役割を担うのがオモリになります。

たかがオモリと侮るなかれ、オモリにはたくさん種類があり、釣具店に行くと、

「どのオモリ買えば良いの……」

と途方にくれるくらい様々なオモリがあります。

なのでこの記事では1種類に絞っておすすめしますが、
ずばり「弾丸型」のオモリをおすすめします。

投げ釣り用錘
  • オモリは「弾丸型」がおすすめ
    • その名の通り弾丸のように飛距離がでる形状のため、初心者でも投げやすく楽しい
    • 基本どの釣具店にも置いてあり、購入しやすい
  • オモリの重さは竿の号数に合わせること(27号の竿の場合、オモリも27という数字の入ったものを使用する)

エサ

竿にリールをつけ、
リールからラインを出して竿のガイドを通し、
ガイドから出したラインを仕掛けとつなぎ、オモリをつける。

そして、最後に仕掛けにつけるものは、エサになります。

エサは、基本的に万能エサである「イソメ(アオイソメ)」を塩で締めた、
「塩イソメ」がおすすめです。

塩イソメをおすすめする理由
  • イソメは基本頭から針掛けするが、慣れないうちは難しい
    →塩イソメは死んでいて硬くなっているため、頭から針掛けしなくても針から外れにくく餌持ちも良い
  • 虫が苦手でも、塩イソメは見た目虫っぽくなく、かつ動かないので落ち着いて餌をつけやすい
  • 生きたイソメは上手に投げないと身切れ(針から外れる)リスクがあるが、塩イソメなら多少乱暴になげても針から外れにくい
ぎょえもん

初めのうちは塩イソメ一択ですが、投げ釣りに慣れてきたら生きている生イソメも一度使ってみましょう!

扱いは難しいですが、生きているイソメは動きや臭いで魚を誘ってくれるので、やはり釣れる確率が違います!

三脚・竿立て

この記事の冒頭でも紹介した通り、北海道での投げ釣りは「置き竿スタイル」が主流のため、仕掛けを投げた後に竿を置くための「三脚・竿立て(ロッドスタンド)」が必要になります。

好みで別れるところですが、ぎょえもんとしては、

砂浜(サーフ)は竿立て
港・磯は三脚

を使うことをおすすめします。

三脚を使用する場合は、転倒防止防止用の重しとして、海水を入れた折り畳みバケツやオモリを三脚のフック部分にかけるよう注意しましょう。

じゃないと竿ごと三脚がぶっ倒れて悲惨なことになります

砂浜は基本風が強いため、三脚だと重しをつけても倒れてしまう危険があります。
また、竿を垂直に立てた方が糸が波にのまれず、魚のアタリを見極めやすいため、砂浜では竿立てタイプがおすすめです。

港・磯では当然竿立ては地面に刺せないので、必然的に三脚一択になります。

三脚と竿立て

その他

以上が投げ釣りで必要となる道具ですが、北海道の海釣りをする上でどの釣りでも共通で必要となる道具ももちろんあります。

以下記事に「これさえ読めば大丈夫!」というレベルで道具一覧の情報をまとめたのでこちらも是非読んでください!

釣り用帽子
【初心者向け】北海道の海釣りで必要な道具のすべて この記事では、 投げ釣り ルアーフィッシング サビキ釣り など、北海道の全ての海釣りで共通で必要となる道具...

北海道の投げ釣りのやり方

さぁ、それでは北海道の投げ釣りのやり方はこうです!

……

と説明したいところですが、ぎょえもんは投げ釣りまだまだ修行中の身のため、ここではプロのシマノインストラクターの方などの解説動画を紹介します。

北海道に特化した内容ではありませんが、投げ釣りの基本を丁寧に解説されているので、非常に参考になると思います!
(※北海道に特化した投げ釣りのやり方解説動画を今後作成予定のため、完成次第こちらに追加します)

ぎょえもん

ちなみに、この動画に出演されている「日置淳」さんは、投げ釣りの師匠とぎょえもんが一方的に思っている凄腕の投げ釣り師の方です。

日置さんが北海道で釣行されている動画が、シマノさんの公式YouTubeチャンネルにたくさんあるので、参考にするためにも是非色々視聴してみましょう!

なお、初めて投げ釣りをした際に全然仕掛けが飛ばなくて途方に暮れるかと思いますが、

意外に魚は岸近くにいる

ので、あまり飛ばなくても最初は気にせずのんびり魚がかかるのを待ちましょう。

最後に

投げ釣りは、仕掛けを投げるコツをつかんで慣れるまで少し時間のかかる釣りですが、慣れてしまえばどの釣り場でもできる万能な釣りなので、是非1回目の釣行がボウズ(一匹も釣れない)としても、あきらめず何度かチャレンジしてみてください。

砂浜で、のんびりと食事やコーヒーを楽しみながら、魚が釣れるのをワクワクしながら待つのは至福の時間ですよ!

ぎょえもん

一緒に楽しい釣りライフをおくりましょう!

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