この記事では、
- 投げ釣り用リールってなに?
- 北海道ではドラグありなしどちらのリールがいいの?
- 北海道でおすすめの投げ釣り用リールはどれ?
などの疑問に答えながら、投げ釣り用リールついて解説します。
遠投での投げ釣りに欠かせない「投げ釣り専用リール」!
北海道の投げ釣り用リールの選び方に関する情報は意外に少ないので、この記事でしっかり解説します!
投げ釣り専用リールの概要
投げ釣り専用リールとは
投げ釣り専用リールとは、その名のごとく投げ釣りに有利な以下特徴を持つリールのことです。
- ストロークが30-45mmと長い
- ラインを巻き付けるスプール径が大きい
- スプールの溝が浅い
これらの特徴により、投げ釣り専用リールは、他のリールを凌駕する「圧倒的遠投性能」を持っています!
汎用スピニングリールやベイトリールで遠投した場合、どんなに飛んでも130m程度ですが、遠投リールの場合、アマチュアの人が投げても150m、プロレベルの人が投げれば200m以上飛ばすことが可能です。
投げ釣り専用リールの種類
果てしない海岸線への遠投を可能にする「遠投リール」は、大別すると2種類に分かれます。
ドラグなし投げ釣り専用リール
その名の通り、リールを構成するパーツである「ドラグ」をあえて排除したリールで、「遠投リールの中の遠投リール」になります。
ドラグとは、リールに一定以上の引っ張り負荷がかかった時に、ラインが切れないよう糸を送り出す機能です。
このドラグ機能があると、大物がかかってもラインが切れる心配はありませんが、反面ドラグ機能を遠投リールに持たせるとそれなりの重量になってしまいます。
ドラグなし遠投リールは、いさぎよくドラグを排除して重量を最小限にすることで、他のリールの追随を許さない圧倒的な遠投性能を持っています。
ドラグあり投げ釣り専用リール
上記で紹介したドラグ機能を持った遠投リールになります。
ドラグがあることにより重量はかなり重くなってしまいますが、以下のアドバンテージを持っています。
- 「ドラグなし遠投リール」ほど遠投性能はないが、汎用スピニングリールよりも圧倒的に遠投可能
- 「ドラグなし遠投リール」では対応できない大物に対応可能
投げ釣り専用リールの選び方
性能の高さで選ぶ
性能の高い投げ釣り専用リールの選び方は、基本的に汎用リールと同じで、以下原則に従って選ぶことが大事になります。
- 「ベアリング」という大事な部品の数が多いほど性能が良い
- 最新のものほど性能が良い
- 値段が高いほど性能が良い
以下汎用リールの記事にも書きましたが、パソコンや家電と同じく、リールも「最新」で「高価」なものほど基本的に性能が高くなります。
ドラグの有無で選ぶ
本記事の「投げ釣り専用リールの種類」でも書いた通り、投げ釣り専用リールにはドラグが「ある」ものと「ない」ものがあります。
どちらにもメリット・デメリットがあり、どちらかが必ず良い、というものではありませんが、北海道では以下理由から「ドラグなし投げ釣り専用リール」を使う人が多いです。
- 北海道沿岸は遠浅のサーフが多いため、基本遠投した方が有利
- 本州と違いドラグが必要になる大型魚(マダイ、イシダイ、青物など)が沿岸部に少ない
- 上記2点の理由からか「ドラグあり投げ釣り専用リール」を豊富に置いている釣具店が北海道には少ない
なので、
- カレイやアブラコ、ホッケなどをメインに狙いたい
- 遠投して投げ釣りの醍醐味を味わいたい
という方は、とりあえず「ドラグなし投げ釣り専用リール」を選びましょう。
唯一サケを狙う場合のみ「ドラグあり投げ釣り専用リール」をおすすめします!
サケを「ドラグなし投げ釣り専用リール」で釣ると、その力強さにより竿ごと海に引きずり込まれる可能性があるためです。
シマノの投げ釣り専用リール
それでは、シマノさんでラインナップされている投げ釣り専用リールを見ていきましょう!
シマノの投げ釣り専用リール一覧
グレード | 価格帯 | ドラグなし 投げ釣り専用リール | ドラグあり 投げ釣り専用リール |
---|---|---|---|
最上級 | 100,000円 | キススペシャル 45 | – |
上級 | 45,000~ 65,000円 | フリーゲン | パワーエアロ TD フリーゲン SD パワーエアロ スピンパワー |
中級 | 30,000~ 40,000円 | サーフリーダー CI4+ | ブルズアイ パワーエアロ プロサーフ サーフリーダー CI4+ SD |
初級 | 20,000~ 25,000円 | スーパーエアロ スピンジョイ | スーパーエアロ スピンジョイ SD |
入門 | 7000円前後 | アクティブサーフ | アクティブキャスト |
汎用リールではステラの値段に目玉が飛び出ましたが、なんと、投げ釣り専用リールの「キススペシャル 45」はステラより高い100,000円になります!!
ただ、入門~上級のリールも手厚くラインナップされているので、自分の希望に沿ったリールを無理せず選びましょう。
シマノのおすすめ投げ釣り専用リール
それでは、(独断と偏見で)ぎょえもんのおすすめ投げ釣り専用リールを紹介します!
ただ、この記事でおすすめする投げ釣り専用リールは、
「北海道で使用する場合」
という大前提を元に選定しているのでご承知おきください!
また個人的に、投げ釣りでは「リールが軽いこと」は絶対的正義と考えているため、以下おすすめのリールはどちらも中級者向けの「値段は高いが軽くて使いやすい」リールになります。
おすすめの「ドラグなし投げ釣り専用リール」:サーフリーダー CI4+
「投げ釣り専用リールの選び方」でお伝えした通り、基本的にリールは最新のものの方が性能が高いです。
「サーフリーダー CI4+」は、モデルチェンジの頻度が少ない投げ釣り専用リールの中でも比較的最近に発売されたリール(2018年発売)であるため、実売価格(約25,000円)に対して性能が高いおすすめのリールになります!
品番は「35 細糸仕様」がおすすめです。
ストロークが35mmと長いため遠投性能が高く、また細糸仕様のため場面に応じた太さのラインを巻ける点がおすすめポイントです。
サーフリーダー CI4+の「35 細糸仕様」は440gと投げ釣り専用リールでは軽い方ですが、汎用リールと比較するとやはり重たくはあるので、もっと軽いものが良い方は「30 細糸仕様」を選ぶと良いでしょう
おすすめの「ドラグあり投げ釣り専用リール」:ブルズアイ
ドラグありの投げ釣り専用リールのおすすめは、サーフリーダー CI4+と同様、実売価格約25,000円で購入できるブルズアイです。
北海道では「ドラグなし投げ釣り専用リール」を使う人が多い、と話しましたが、何を隠そう北海道を代表する魚
鮭
に関しては、断然「ドラグあり投げ釣り専用リール」を選ぶ人が多いです。
ブルズアイは2014年に発売されたリールのためちょっと年式が古いですが、本州の磯カゴ釣りに使われるほど頑丈でありながら、重量が440gと「ドラグあり投げ釣り専用リール」と同程度の軽さを誇っているおすすめリールです!
品番は「5050」か「5080」がおすすめです。
上記の通り重量が440gと軽く、初心者でも扱いやすいナイロンラインを、サケに対応した太さ(号数)で巻くことができます。
最後に
以上、投げ釣り専用リールについて説明してきました。
この記事を見て投げ釣りに興味を持ってもらえたり、自分にぴったりのリールを見つけてくれたならとても嬉しいです!
投げ釣り専用リールを使っての超遠投にハマった方は、スポーツキャスティングの世界に挑戦してみるのも面白いかと思います。(目指せ250m!!)
今回もご覧いただきありがとうございました!